注目度はナンバーワン!

日本相撲協会によると、春場所(10日初日、エディオンアリーナ大阪)の力士を指定する懸賞数で、申し込み段階では関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)が初めてトップに立った。

同時期では、初優勝した昨年の九州場所前は30本、1月の初場所前は58本だったが、今場所は先場所から約4倍と大幅増の約250本。大関昇進が懸かる場所で、場所前から22歳の若武者に熱視線が注がれている。

兵庫県出身の貴景勝にとって大阪は準ご当地だけに、地元企業から人気を集めた。全体での新規の懸賞は7件で、そのうち4件は貴景勝が絡んだ。場所前に化粧まわしを贈呈した兵庫・赤穂化成や、阪神電鉄などが手を挙げた。

全体での懸賞数も好調で「稀勢ショック」を感じさせなかった。場所前の申し込み段階で2073本。協会によると、休場力士さえ出なければ地方場所最多を更新した昨年春場所の1825本(場所前の申し込み段階で2130本)に迫る可能性もあるという。先場所で元横綱稀勢の里(現荒磯親方)が引退したが、微減にとどまった。

力士を指定する懸賞数では、大阪出身の大関豪栄道が約220本で貴景勝に続き、横綱白鵬、大関高安、小結御嶽海が約110本だった。