大相撲九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)で大関に復帰する貴景勝(23=千賀ノ浦)が27日、秋巡業最終日となった広島・福山市の巡業に参加した。

16日に静岡・浜松市で途中合流。計11日間参加して、主に四股、すり足などの基礎運動で体を動かし「基礎をしっかりできたのが良かったと思う」と充実した表情を見せた。

秋場所千秋楽で肉離れした左大胸筋の状態は「良くなっている。予定より早い段階でこれている」と、回復スピードは想定を上回っていると明かした。それでも安心感に浸らず「しっかり焦らずにやること、それを実践して場所に臨めたら」と話し、出場に向けて意欲を示した。九州場所は2週間後。この日は付け人を背負ったスクワットなどで汗を流した。「まだ(時間は)ある。だいぶいい状態で仕上がっている」と力強く話した。