朝乃山は今年50勝に一番乗りした。年間最多勝争いで並んでいた阿炎との小結対決は、相手の突っ張りに動じず前に出て押し出す完勝。

今場所は13年ぶりの4小結となったが「同世代という意味で意識する」という、他3人の小結との対戦を終えて2勝1敗と勝ち越し。休場した高安と同じ西の支度部屋にいたが「ザワザワした中でも自分の相撲を取れたのでよかった」と、精神面での成長も自認していた。