大相撲初場所(12日初日、東京・両国国技館)で大関昇進の可能性がある新関脇朝乃山(25=高砂)が7日、東京・墨田区の時津風部屋への出稽古で精力的に相撲を取った。
申し合いで関脇高安、大関経験者の十両照ノ富士らと計5番(2勝)取ると、三番稽古では横綱鶴竜から指名を受けた。10番取って全敗。立ち合いで素早く左前ミツを取られ、得意の右差し、左上手の形をつくれず、一方的に寄り切られる場面が目立った。「横綱と相撲を取ると全然右四つになれない。もっと型を意識しないと」と振り返った。
時津風部屋への出稽古は場所前恒例だったが、今場所前は初めてだった。「(簡単に)結果はついてこないけど、いろんな人とやることが大事だと思う」と、出稽古の重要性を説く。この日の申し合いでは照ノ富士から何度も指名を求められ「相四つですし、元大関なので。肌を合わせて頑張れることもある。そういうところも勉強したい」と、大関経験者の“ラブコール”に感謝。稽古後、照ノ富士から「明日も(時津風部屋に)出稽古きて!」と声をかけられ、朝乃山も「いきます」とその注文にうなずいた。
大関昇進を目指す1年。今年最初の場所が5日後に迫った。20年の主役候補は「ここまできたら、上を目指すには壁や試練があると思う。そこを乗り越えないといけない」と、力を込めた。

