東前頭筆頭の遠藤(29=追手風)が寄り切りで松鳳山を破り、初の殊勲賞に花を添える9勝目を挙げた。

立ち合いから一気に攻め、2秒4で決着をつけた。初日に鶴竜、2日目に白鵬と2横綱を連破。技能賞3回、敢闘賞1回に続く三賞は、今場所の波乱演出でつかんだ。

8日目から3連敗したが、自身は「中盤からというか前半から」と相撲内容を反省。それでも「最後に立て直せた」と収穫を挙げ「しっかり体調を整えて頑張る」と、三役返り咲きが濃厚な来場所を見据えた。