元横綱稀勢の里の荒磯親方が、自身の幕内通算714勝に並んだ東前頭14枚目琴奨菊(36=佐渡ケ嶽)にエールを送った。この日、NHK大相撲中継で解説を務め、琴奨菊の取組直前に同放送で「(自分の記録を)早く抜いてほしい」と期待した。

琴奨菊はこの日の千代大龍戦で白星を挙げ、幕内通算勝利数で歴代6位タイとなった。1位は横綱白鵬の1074勝(8日目の取組終了時点)で、歴代5位の元横綱大鵬が持つ746勝が次の目標となる。

荒磯親方は、琴奨菊の膝を伸ばした状態で手をつく立ち合いに注目し「この立ち合いがはまっていると思う」と評価した。