三役返り咲きを狙う西前頭2枚目大栄翔(27=追手風)が、新大関の正代(29=時津風)を破った。前日3日目の高安戦で負傷したとみられる左足首にテーピングをした相手に、立ち合い当たって、突いて前に出た。

力なく後退する正代だったが、構うことなく前に出続けて突き出した。粘り無く土俵を割った正代のケガの影響については「考えたら失礼になると思って考えないようにした。(痛みは)本人にしか分からないこと」と自分の相撲に集中していた。