幕内最年少の西前頭5枚目琴勝峰(21=佐渡ケ嶽)が、三役初挑戦で白星を挙げた。

柔らかい身のこなしで勝利を呼び込んだ。関脇隆の勝と立ち合いは互角。右を差されて寄られたが、回り込んで突き落とした。

「立ち合いだけしっかり当たって、あとは流れでいこうと思った。夢中でやっていた」。隆の勝は地元、千葉県柏市の「柏相撲少年団」の先輩。「土俵に上がったら関係ない。いつも通り思い切っていきました」と、気後れすることはなかった。