大関朝乃山(27=高砂)が完敗で3敗目を喫した。

先場所優勝の小結大栄翔に立ち合いから圧倒された。「(相手は)先場所の優勝が自信になったと思う。その分、自分も負けないようにいったけど、相撲は一方的に負けましたね」。立ち合いから押し込まれ、何もできずに押し出された。

5場所連続で横綱不在となった今場所。権威を示すべき大関も、初日から3人そろっての白星がなかった。中日にして貴景勝、正代と連勝で朝乃山にバトンが渡ったが、白星をつかめなかった。「切り替えて前に出る相撲をとっていきたい」と後半戦の巻き返しを強調した。