大相撲夏場所でかど番を脱出した大関正代(29=時津風)が2日、都内の部屋で名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けて基礎運動を中心に調整した。代表取材に応じ「トレーニング中心にやっている。筋肉痛も出始めているころなので、落ち着いたら相撲取り始めようかなと思っている」と、今後の稽古を見通した。

9勝6敗で終えた夏場所後、故郷の熊本県宇土市に3泊4日で帰省した。4月には新たな地元後援会が発足したという。「久しぶりの帰省だったので、ゆっくりできて良かった。(新しい後援会ができて)応援してくださる方が増えたので、その期待に応えたい気持ちはどうしても強くなりますね」と、発奮材料が増えた。

2場所続けて優勝争いに絡めずにいる。公式発表の体重は165キロだが「162、3まで落ちてきた。(負け越した)3月場所から正直落ちてて、思ったように圧力が伝わらないこともあった」と明かす。「体重を戻したい。戻しつつスピードとかは失われないようにとは思っています」。体調を整えて名古屋場所に臨む。