進退を懸けて土俵に上がる横綱白鵬が、平幕の大栄翔を下して初日から3連勝とした。立ち合いは右で張っていき、左を差した。一気に腰をひねりながら、豪快なすくい投げで勝負あり。初日からの3連勝は昨年7月場所以来となった。

綱とりに挑む大関照ノ富士は、平幕の隆の勝を下して3連勝した。立ち合いでは隆の勝を捕まえることが出来ず、中に入られたが焦らなかった。慌てず組みにいき、はたかれても落ちなかった。1度距離ができ、土俵中央で互いに頭をつけ合って制止。隆の勝の左腕を取って、鮮やかなかいなひねりで転がした。

腰痛により初日から休場し、この日から途中出場した関脇高安は、巨漢の逸ノ城を寄り切りで下して白星を挙げた。立ち合いは頭から低くぶつかり、逸ノ城に有利に組ませないようにぶつかった。体勢を崩した所で左を差して前に出て寄り切った。

新小結の若隆景は、翔猿を引き落としで下して初日を出した。2日目に首を負傷した大関貴景勝は途中休場したため、対戦相手の新小結の明生は不戦勝となり今場所初白星となった。