西前頭4枚目の大栄翔(27=追手風)が、新横綱照ノ富士(29=伊勢ケ浜)に初めて黒星をつけた。

立ち合い直後に下がりをつかまれたが、かまわずに右のど輪、右はず押しで攻め、最後はもろ差しで寄り切った。大栄翔の金星は2019年秋場所6日目の鶴竜戦、同年九州場所2日目の白鵬戦以来で通算3個目。

下がりをつかまれた場面については「自分ではちょっと分からないですけど、攻められたのでよかった。休まず攻めてよかったです」と振り返った。今場所はこれで6勝3敗。「自分では自信になりますし、これから残っていますし、いい相撲が取れるように頑張ります」と話していた。