日本相撲協会は1日、大相撲九州場所(14日初日、福岡国際センター)の新番付を発表した。

白鵬(現間垣親方)の引退により横綱は、在位2場所目の照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が初めて東に就いた。白鵬は番付編成会議後の引退発表だったが、新番付に名前は残らなかった。照ノ富士の、番付上の1人横綱は、7月の名古屋場所の白鵬以来で、史上10人目(白鵬が2度あるため、のべ11人目)となった。

三役陣の大関は、東に5日で30歳になる正代(29=時津風)、西に貴景勝(25=常盤山)と変わらず。東関脇に3場所連続(三役は9場所連続)の御嶽海(28=出羽海)、西は2場所連続(三役は3場所連続)の明生(26=立浪)で、こちらも変わらず。小結は、逸ノ城(28=湊)が西から東に変わった。

その空いた西小結には、霧馬山(25=陸奥)が新三役として就いた。新三役は、名古屋場所の若隆景、明生以来の誕生。陸奥部屋からの新三役は、10年名古屋場所の白馬以来で、モンゴル出身では15年春場所の照ノ富士、玉鷲以来。外国出身力としては16年夏場所の魁聖以来となった。

大相撲九州場所は、12日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。14日の初日を迎える。