大相撲初場所(東京両国国技館)初日を翌日に控えた8日、両国国技館で本場所の安全を祈願する恒例の土俵祭りが行われた。

土俵祭り後に、尾車事業部長(元大関琴風)が報道陣の電話取材に対応。同場所の展望について「2つも3つも頭が抜けている。間違いなく照ノ富士が優勝候補の1番手」と、先場所で全勝優勝を果たした横綱照ノ富士の活躍に期待した。

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一方で、照ノ富士を脅かす存在の出現にも期待した。1人は関脇御嶽海で「大関を懸けるような意気込みを発揮してもらいたい」。もう1人は平幕上位に番付を戻した宇良で「彼の存在が加わることで取組が面白くなる。今場所は上位総当たり。楽しみ」と声を弾ませた。世間で新型コロナの感染者が急増する中で開催される初場所。本場所の盛り上がりに期待するだけではなく「15日間、無事に終われれば」と切に願った。