大関正代(30=時津風)は、かど番脱出に向けて苦しい船出となった。

東前頭筆頭の大栄翔(28=追手風)に一方的に押し出されて黒星発進。立ち合いからのど輪中心の突っ張りに後退すると、のけ反った体勢を立て直せずに土俵を割った。

取組後のリモート取材には応じず会場を引き揚げた。

1月の初場所後に新型コロナウイルスに感染。発熱や味覚障害の症状に見舞われ、今場所前には調整遅れの不安を吐露していた。2日目以降の立て直しが求められる。