三段目は100枚目格付け出しで、今場所デビューの神崎(22=武隈)が木竜皇を寄り倒し、7戦全勝で優勝した。

本来は突き押し相撲だが組み止められた。「立ち合いではじいて距離をとりたかったが、中に入られてしまった。でもあせらず、勝ててよかったと思います」。近大では昨年の全日本選手権で準優勝。アマで培った実力を大相撲の土俵でも発揮した。

この日、開幕のプロ野球阪神タイガースの佐藤輝明は1年先輩で、在学中は食事に誘われるなどかわいがられた。「優勝したので報告したいと思います。(佐藤も)頑張ってほしいし、応援します」。4番として2年目の開幕を迎える先輩へ、最高のエールを送った。