大関正代(30=時津風)は2勝目が遠い。平幕の北勝富士に押し出されて6敗目を喫した。
立ち合いからのど輪で起こされると、密着できずに突き放されて防戦一方だった。
4日目に初日を出したが、中盤戦から6連勝して立て直した先場所のように勢いが続かない。
大関在位10場所目。不振の看板力士は「そんなに甘くなかった。(初日を出して流れが)変わると思ったが、悪いところばかり。体調的には問題ないと思うけど、きっかけがつかめていない感じがします。思っている以上に体が動いていない。精神的にも落ち着きがない。どこかで切り替えられたら」と話した。