日本相撲協会は19日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、19年12月の冬巡業を最後に中止が続いていた巡業の再開と、その日程を発表した。再開されるのは、今年7月の名古屋場所後の8月に行う夏巡業。今年3月31日の理事会で夏巡業の開催は決定していた。

通常、夏巡業は北海道や東北を中心に東日本で開催され、直近の19年の夏巡業は7月28日の岐阜市を皮切りに、8月25日の東京・千代田区(KITTE場所)まで22日間の開催だった。今年の夏巡業は、コロナの感染状況を踏まえ、8月5日の東京・立川市から14日の埼玉・春日部市まで首都圏5会場と通年より規模を縮小して行う。また感染予防も徹底。連日開催の場合、次の開催地で前泊する関係者の数は必要最小限に抑え、基本的には一度、部屋に戻り当日、開催地へ乗り込む形となる。

また同協会は、安心安全な巡業実施のため、「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」の別紙として「大相撲巡業 新型コロナウイルス感染症感染対策マニュアル」を制定。感染予防を徹底しての巡業再開となる。

日程は以下の通り。

◆8月5日=東京都立川市(アリーナ立川立飛)

◆6日=千葉県船橋市(船橋アリーナ)

◆7日=さいたま市(さいたまスーパーアリーナ)

◆11日=茨城県古河市(イーエスはなもも体育館)

◆14日=埼玉県春日部市(ウイング・ハット春日部)