西前頭4枚目の隆の勝が初優勝に“王手”をかけた。過去7戦全勝と合口のいい霧馬山と対戦。強引な外掛けにきた相手の右上手を取り、引き落としを決めた。11勝3敗と星を伸ばし、悲願の優勝に前進した。

横綱照ノ富士は大関正代を一気に寄り切り、3敗を守った。2人が並んで千秋楽を迎える。

西前頭12枚目の佐田の海は小結大栄翔にはたき込まれ、4敗に後退した。大栄翔は2桁10勝目をあげた。

大関御嶽海は、同じ7敗の大関貴景勝に押し出されて負け越し。来場所は初めてのかど番で迎える。

9勝をあげていた東前頭6枚目の宇良が14日目から休場。不戦勝により、関脇若隆景が勝ち越しを決めた。

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