部屋創設から5年、人気大関だった師匠が率いる部屋から待望の関取が誕生した!

日本相撲協会は25日、東京・両国国技館で大相撲名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議を開き、欧勝馬(25=鳴戸)の新十両昇進が決まった。17年4月に佐渡ケ嶽部屋から分家独立し、部屋を創設した元大関琴欧洲の鳴戸親方(39)にとって、うれしい初めての関取誕生となった。

他に西川改め豪ノ山(24=武隈)、千代栄(31=九重)の新十両と、北青鵬(20=宮城野)の4場所ぶり再十両が決まった。

モンゴル出身の欧勝馬は、高校2年の4月に千葉・日体大柏高へレスリング留学。日体大では相撲部に入り4年時に学生横綱に就いた。卒業後は鳴戸部屋で研修。その後、正式に入門し、21年九州場所で幕下15枚目格付け出しで初土俵。4勝3敗、5勝2敗と勝ち越した後、今年3月の春場所こそ3勝4敗で負け越したが、東幕下8枚目で臨んだ今月の夏場所で7戦全勝優勝を果たし、新十両昇進を決めた。