千葉・船橋市内で行われた大相撲の夏巡業に参加した大関貴景勝(26=常盤山)が6日、前日5日に26歳の誕生日を迎えたことへの決意を口にした。「やっぱり強くならないと、結果が伴わない。勝ちたいのは当たり前。強くなれば繋がってくる。実力を上げたい」と切実な思いを述べた。

名古屋場所を終えて誕生日を迎えるこの時期は毎年地方巡業に回り、来場客から祝ってもらうことが当たり前だった。コロナ以降は

「去年と一昨年はやっぱり巡業がなかったので、やっぱり家とかだった」とさみしそうに語り、約2年8カ月ぶりに戻ってきた巡業を喜ぶ。前日の5日に26歳を迎えたことについて「お客さんにも誕生日のことを言ってもらえ、ファンの皆さんから祝われたのはすごくうれしかった」と感慨深そうに語った。

1つ歳を重ねた思いも20代前半の時とは重さが違っている。「ここ3年はめちゃ早く感じてる。20歳まではすごい長かった感じがあったんですけど、あっという間に5年たって、もう26。あっという間に30ぐらいになっちゃうのかな」と少し不安げ。時の移り変わりの早さを実感するからこそ、「現役の時間は限られてる。1日1日を大切にやっていきたいなと思ってます」と口にした。

今はまだ体づくりの段階。来場所に向けて「巡業が終わっても、まだまだ部屋の稽古がある。そういうのも一生懸命にやって、押し相撲の能力を上げて、お客さんに喜んでもらえるような相撲を取れるように頑張っていきたいっす」と意気込みを見せた。