大相撲夏巡業が14日、埼玉・春日部市で行われ、首都圏5カ所で開催された同巡業が幕を閉じた。

今巡業はコロナ禍前の19年12月の冬巡業以来の開催。日本相撲協会巡業部は、写真撮影会や子どもらからの質問コーナーを設けるなど、非接触型のファンサービスを実施した。入間川巡業副部長(元関脇栃司)は「写真撮影会と子どもからの質問が唯一、ファンと身近になる時間になったのでよかった」と手応えを口にした。

一方でこの日、巡業初日から参加していた貴景勝と御嶽海の2大関が休場した。貴景勝は当日に体調不良を訴え、御嶽海は所属する出羽海部屋で新型コロナ感染者が出たため。10月には首都圏6カ所で秋巡業を開催予定。入間川巡業副部長は「考え方や行動は変わらない。(コロナに)うつらない、うつさないを第一にやっていく」と引き締めた。