元前頭豊響の山科親方(37)が17日、来年1月29日に東京・両国国技館で引退相撲を開催すると発表した。

山口・下関市出身。05年初場所で初土俵を踏み、07年初場所で新十両に昇進。同年名古屋場所で新入幕を果たし、最高位は08年九州場所での東前頭2枚目。強烈な突き押しを武器に「平成の猛牛」の愛称で親しまれた。

十両だった18年1月に不整脈を発症して初場所を全休し、翌春場所で幕下に陥落。以降、関取復帰はかなわず、昨年1月の初場所からは3場所連続で全休していた。同年6月に現役引退し、その後は境川部屋付きの親方として後進を指導している。