優勝争いを引っ張る押し相撲の2力士を、報道陣の電話取材に応じた日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)が、それぞれ評価した。

まず全勝を守った9連勝の北勝富士(30=八角)については「押し込まれたけど焦らず我慢して、下から下から押し返した」と若元春(28=荒汐)との一番を分析。ただ、自分の弟子とあってか、初優勝など今後に向けての期待については「残りも同じように相撲を取ること。(優勝する)実力はないんだから焦らずに、調子が良く体が動くときに勝つこと」と、やや控えめに? 評した。

1敗で追う玉鷲(37=片男波)については「馬力がすごい。自分がやることは、ただ当たって押していくことだけだ、という(一本気な)気持ちだろう。自分のやる(べき)ことは分かってる」とベテランの心中を察するように話した。

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