大相撲春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)のPRイベントが11日、大阪府豊中市千里中央の商業施設で行われた。

日本相撲協会から春場所担当の二十山親方(元小結栃乃花)、高崎親方(元前頭金開山)、阿武松親方(元前頭大道)が“出張”参戦。じゃんけん大会で力士の手形色紙をプレゼントするなどのイベント後、300人分用意したちゃんこ鍋を無料で振る舞った。

新型コロナウイルスの影響でPRイベントも自粛せざるをえなかったが、今年はようやく解禁となった。

千里中央で行うのは初めての試みだが、高崎親方によると「チケットの売れ行きが(大阪府内の地域別で)豊中市がいいんです。(商業施設からイベントの)話をいただいて、実現することができました」。

今年の春場所は話題が多い。兵庫県芦屋市出身の大関貴景勝が地元で綱とりに挑む。また、その壁として途中休場を含む3場所連続休場中の横綱照ノ富士が出場するか。さらに先場所、十両優勝を飾った朝乃山が幕内復帰なるか、史上最速1場所で十両昇進を決めた落合も関取デビューとなる。

初めての春場所担当となった阿武松親方は「話題満載なのでぜひ足を運んで見にきてほしい。ライバルは(野球の)WBCですね」。イベント会場には多くのファンが詰めかけて、大盛況だった。