東十両3枚目の逸ノ城(29=湊)が、モンゴルの後輩、新入幕の北青鵬を寄り切って5連勝とした。

がっぷり四つになり膠着(こうちゃく)状態となったが、北青鵬が腕を巻き替えたところを好機とみるや一気に前に出て、寄り切った。1分以上に及ぶ熱戦を制し「じっくり自分の相撲が取れました。お互い右四つなんで、がっぷりになってじっくりいけた」と振り返った。

対戦した北青鵬とは同じモンゴル出身で母校・鳥取城北の後輩。204センチ、177キロの恵まれた体の21歳について、逸ノ城も「自分より背がある人と相撲を取るのはなかなかないんで。背があるなと思いました」とスケールの大きさに驚いていた。十両では序盤戦ただ一人負けなしの5連勝。中盤戦に向けて「体も動いている。前に出ることをしっかりやっていきたい」と話していた。