電撃引退から半年。元関脇逸ノ城の三浦駿さん(30)がインタビューに応じた。チグハグな回答が多かった5月の引退会見とは違い“つきものが取れた”ように、元逸ノ城は素直な自分の思いを口にしていた。引退会見では現役生活を振り返って「やり切ったか」の質問に「もう、しょうがないという感じ」と、投げやりぎみに語っていた。それが今回は「やることはやった」と晴れやかな表情で話した。

湊親方は現在も、弁護士を通じてしかやりとりしていないと話した。一方の元逸ノ城は「その後も会って話もしています」と、反対のことを言った。どちらが真実かは不明。ただ少なくとも元逸ノ城の言葉には、一時よりは師弟関係の確執が軽減されたニュアンスを含んでいる気がした。親方やおかみさんへの「感謝の思いは変わらないか」の質問には「変わらないです」と即答。隣に座りながら目も合わせなかった、引退会見よりは“雪解け”を感じさせた。【高田文太】

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