東前頭3枚目の豪ノ山(25=武隈)が、全勝の大関に土をつけた。

初日から4連勝の大関豊昇龍との一番。「前に出られたんでよかったです。しっかり脇をしめて前に出ようと思いました」。言葉通り、鋭く低い立ち合いで右を差すと、大関に何もさせず電車道で寄り切った。

NHKの解説を務めた立田川親方(元小結豊真将)は「大鳴戸親方をイメージしますね」と立ち合いの爆発力を武器にした元大関出島を引き合いに出した。

3日目の高安戦は不戦勝で、相撲をとっての初白星となった。豪ノ山は「よく足も出たし、まわしも取れたんでよかった。自分の相撲をとって積極的にいきたいです」と自信を得た“銀星”となった。