関取となって初のバレンタインデーですが、実は学生時代の方が…。甘いマスクとはじけるような笑顔で人気上昇中のイケメン力士、東十両6枚目の時疾風(27=時津風)が14日、今年贈られたチョコレートの数が入門以降で最多に上る見込みと明かした。都内の部屋での稽古後取材に応じ、「今のところは5、6個ぐらいです(笑い)」と途中経過を報告。「甘いものは好きなので、チョコレートは本当にありがたいです」と喜んだ。

現時点で既に入門以降最多のチョコをもらったというが、実は「学生時代の方がもっともらっていて(汗)」と恥ずかしそうに打ち明けた。宮城・小牛田農林高時代は女子生徒の割合が男子より多かったこともあり、「いただく機会が多かったですね。四捨五入すると10個くらいかな。本命はなかったですけど(笑い)」と照れ笑いを浮かべた。

チョコの数が増えるのは、土俵での活躍があってこそ。新十両として臨んだ昨年夏場所は6勝9敗と負け越すも、幕下筆頭で迎えた名古屋場所を7戦全勝優勝で返り咲いた。ここまで4場所連続勝ち越し中で、直近の初場所は十両土俵で初めて2桁白星を飾った。素早い攻めから得意な形に持ち込めば勝てるという自信が深まったと口にし、「圧力もしっかり伝わって、前にも出られていた。自分の相撲に集中できれば勝っていける」と胸を張った。

この日は幕下吉井や出稽古に来た母校東農大の学生を相手に相撲を取って調整し、12勝1敗と貫禄の違いを見せた。「まずは勝ち越しを目指す」と意気込む春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)に向けて徐々に体を仕上げている段階だが、ここまでの手応えは順調そうだと明るい声で話した。

番付を上げていけば、夢の1つでもある憧れの先輩との対談がかなうかもしれない。中学時代の先輩に当たるタレントの狩野英孝とは「いずれはぜひ、お話ししてみたいですよね」と夢を膨らませている。バレンタインデーにファンから届いたチョコの贈り物。受け取ったパワーを力に変えて、イケメン力士がさらなる飛躍を期す。【平山連】