幕内優勝1度の西十両10枚目若隆景(29=荒汐)が、西十両13枚目の伯桜鵬(20=宮城野)すくい投げで破り、連勝を6に伸ばした。

元幕内同士の対戦となったが「特に変わらない。いつも通り」と自分の相撲に集中。下から攻めることを意識し、「先に攻められて良かった」。大歓声も「気を引き締めて頑張ろうと思った」と味方につけ、初顔合わせとなった「令和の怪物」を退けた。

右膝の前十字靱帯(じんたい)断裂という大けがを負って幕下まで番付を落としたが、朝紅龍と並んで6連勝。膝としっかり付き合いながら「1日1日しっかり気持ちを切らさず、最後までやっていこうと思います」と気を引き締めていた。