大関経験者で東前頭4枚目の高安(35=田子ノ浦)が、悲願の初優勝の可能性を残して千秋楽を迎えた。過去に高安が、優勝の可能性を残して千秋楽に臨んだケースは8度ある。
▽14年名古屋(西前頭11枚目) 2敗の横綱白鵬と大関琴奨菊を1差で追って千秋楽へ。西前頭4枚目の豪風に敗れて万事休す。優勝は白鵬。
▽15年夏(西前頭8枚目) 3敗の横綱白鵬と関脇照ノ富士を1差で追いかける展開で千秋楽へ。関脇妙義龍に敗れる。優勝は照ノ富士。
▽18年九州(大関) 小結貴景勝と並んで2敗で千秋楽へ。貴景勝が東前頭3枚目錦木を退け、高安は関脇御嶽海に敗れて優勝を逃した。
▽21年春(東小結) 関脇照ノ富士を1差で追う形で千秋楽を迎えたが、西前頭12枚目の碧山にはたき込まれて優勝ならず。終盤3連敗。優勝は照ノ富士。
▽22年春(東前頭7枚目) 初日から10連勝も終盤につまづき、関脇若隆景と並んで2敗トップで千秋楽へ。本割で関脇阿炎に敗れ、決定戦では若隆景に上手出し投げで屈した。
▽22年秋(西前頭4枚目) 2敗で単独先頭の東前頭3枚目玉鷲を、1差で追う展開で千秋楽に直接対決。玉鷲に押し出しで敗れ、優勝決定戦に持ち込めず。
▽22年九州(東前頭筆頭) 自身初の単独先頭で2敗で守り千秋楽へ。1差で追う西前頭9枚目の阿炎に本割で敗れ、大関貴景勝を加えた優勝決定ともえ戦に。そのともえ戦では、頭部を阿炎の胸付近に激しくぶつけ、意識がもうろうとなり一人で立ち上がれず。優勝は阿炎。
▽23年秋(東前頭7枚目)3敗の東前頭15枚目熱海富士を1差で追って千秋楽へ。大関霧島に引き落とされて5敗目を喫した。優勝は大関貴景勝。

