大関経験者で東前頭4枚目の高安(35=田子ノ浦)が、悲願の初優勝を逃した。史上2位となる初土俵から119場所目の初Vを目指したが、最後に力尽きた。

優勝同点&次点だけで8度。ほかにも優勝争いに加わった回数は何度もあったが、賜杯に手が届いたことは1度もなかった。今場所も1横綱2大関を破り10日目に単独トップに立ったと思いきや翌日黒星。それでも2連勝と立て直して再び単独トップに躍り出るも、14日目に敗れ、大の里と3敗で並走して千秋楽を迎えていた。

茨城県土浦市出身で、中学卒業とともに角界入り。ちょうど20年前の春場所でデビューした。自己最高位は大関。長い土俵経験でさまざまなことを経験してきた。「濃い20年だったと思います」とうなずく。長く現役を続けられている要因については「1番はやっぱり志(こころざし)。自分の中で、目標や志が消えてしまうと体に出てくる。気持ちに尽きる。気持ちは体を動かしますから」。今場所中、いまの目標について聞かれると、「元いた地位に戻ることと、優勝すること。それに尽きると思います」。その目標に向けて、何度でも再挑戦する。

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