モンゴル出身の和歌ノ富士(24=春日野)が、7戦全勝で幕下優勝を飾った。東28枚目で、同7枚目で5勝1敗だった嵐富士(21=伊勢ケ浜)と対戦。激しい攻防になったが、はたき込みで破った。
先場所に幕下最下位格付け出しで初土俵を踏み、6勝1敗。2場所目で幕下を制し、「うれしい。緊張もあったが、考えすぎると相撲が取れなくなる。しっかり集中した」と、最後まで冷静だった。
185センチ、130キロ。日体大柏高時代はレスリング日本一に、日体大時代に相撲に転向して24年に学生横綱になった。順調に成長し、今場所前は境川部屋へ出稽古に向かい、「いい稽古になった」とうなずいた。
富士山が好きで、しこ名に「富士」がついた。登山にたとえ、現在の状況は「まだ1、2歩いったくらい」と謙遜するが「まげの自分の姿を見て、お相撲さんだなと思った。1年後には幕内に」と、気合は十分。師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)の期待も大きく、得意の左四つに磨きをかけて出世を続ける。

