豪ノ山(28=武隈)が、横綱大の里(26=二所ノ関)を押し出し、今場所初勝利を自身初の金星で飾った。
低く当たった豪ノ山は、大の里の右のど輪を振りほどいた。大の里が右に逃れながらはたくと、土俵際で横綱が大きく跳びはねた。一度は行司軍配が大の里に上がったが物言い。協議の末に行司軍配差し違えとなり、豪ノ山の勝利に変わった。
「勝ててよかったです」。大の里の足元は「見えてなかったです」と言い、物言いがついた瞬間も「分かりませんでしたけど、もういっちょだと思っていました」と振り返った。軍配を待つ間も、気持ちは切れていなかった。
初日から3連敗で迎えた4日目。待っていた白星が、初めての金星になった。「しっかり前に攻めようとしたのがいい結果に」。初金星には「よかったですね」とにんまり。懸賞については「いい使い方ができたらと」と笑みを浮かべた。
初日が出て、視線は次へ向いた。「白星がついたので、しっかり明日からも前に出る相撲を取りたいです」。場所はまだ続く。「気を引き締めていきたいです」と表情を引き締めた。

