日本柔道界78キロ級のホープ、吉田秀彦(21=明大)が、再び世界に挑戦する。全日本柔道連盟は18日、来年1月11、12日に行われる正力杯国際学生大会(東京・青山学院記念館)の日本選手団と、外国招待選手を発表。バルセロナ五輪の金を狙う吉田が、2年ぶりの優勝を目指して出場する。
現在、吉田は世界でも無敵の快進撃を続けている。今月初めの嘉納杯では、昨年の世界選手権の銅(ワラエフ=ソ連)、銀(持田=警視庁)、金(金炳周=韓国)を撃破し、初優勝を飾った。12日の世界学生では決勝で再び金を破って優勝した。「90年の世界チャンピオン」(全日本・上村春樹監督)として、正力杯ではまた金と再戦する。
2年前の18歳の時に全日本選手権に最軽量の選手として出場。アジア選手権を制し、嘉納杯に勝ち、世界学生も優勝して注目を集めたが、以来ひじやひざのケガに泣いてきた。しかし、今年は好調を持続。外国人選手に負けないパワーをつけるために、重量級の猛者たちと練習を重ねてきた。
71キロ級の世界王者、古賀稔彦(23=日体大大学院)と同じ世田谷学園高の出身。大学は95キロ超級、無差別級の世界チャンピオン、小川直也(22=日本中央競馬会)の出た明大。古賀の技の切れ味と、小川のパワーを兼ね備えた柔道界の新星が、いよいよ世界に飛び出す。「目標は世界選手権とバルセロナ五輪」と言い切る吉田は、きょう19日に世界学生の行われたベルギーから金メダルを土産に帰国する。
【荻島】


