日刊スポーツ「かけっこ教室」コーチの平山慶一郎氏(55)が7月24日、「体験かけっこ教室」を神奈川・横浜市のアディダスフットサルパーク たまプラーザで開催、小学生11人が参加した。マスクでの感染症対策、15分ごとの給水で、子どもたちの安全に配慮。陸上競技で速くなるための正しい姿勢・体の動かし方を指導した。

「速く走ることは才能ではない」と言う平山氏。体の動きの土台となる、立ち姿、片足立ち、足の着地を指導。足の着地・離地の弾む感覚は、縄跳びの足首、膝の動きをイメージして、エア縄跳びを繰り返した。最後のタイム計測(低学年20メートル、高学年30メートル)で、子どもたちは疲れも見える中、必死に走り抜けた。

子どもたちは接地の膝伸ばしや腕振りに苦労。リレーの選手になりたい小学生の参加者は「できないところを丁寧に教えてもらい、うれしかった。また来たい」と成長を実感。

平山氏は「何事も継続です。基本的な体の動きを楽しく学び、走ることへの興味を高めてもらい、陸上の競技人口が増えてほしい。1回の効果だけでなく続けることで学校で一番足が速くなることも可能です」と話し、五輪開催で陸上熱が高まる中で、競技者が増えることを期待する。

◆平山慶一郎 1965年(昭40)生まれ、神奈川県出身。慶応高-慶大で体育会競走部に所属。「アメリカマスターズ陸上」時代からキッズ指導に携わる。

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