城南信用金庫(東京・品川)は、川崎市の宮前平職員寮を小田急不動産株式会社、グッドルーム株式会社と協力して、コワーキングスペース付き賃貸住宅を落成させた。自社寮を賃貸住宅にリノベーションしたのは、金融機関として初めての試みである。

1992年、東急田園都市線の宮前平駅そばに完成した職員寮は、近年入居者が減少。地域活性化と現代の新しい住まいにマッチするように、有効な活用を金庫内で検討した。

4~9階は小田急不動産株式会社が、サブリースで借り上げた「TOMOS宮前平」30室がある。

グッドルーム株式会社は、3階のコワーキングスペースと、小田急不動産より転貸した4、5階のマンスリー賃貸(10室)を運営している。「good office宮前平」と名付けられた3階のコワーキングスペースは、キッチンスタジオ兼用。入居者と近隣住民が利用可能で、ランドリースペースも設置している。

城南信用金庫川本恭治理事長は「快適な空間を創造していただき感激している。今後も地域のニーズに合わせた空間作りができればいいなと考えている」。

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