セミファイナル(第10試合)のスタンディングバウト特別ルール(ボクシングに準じたルール)3分3回で、平本蓮(27=剛毅會)と皇治(37=TEAM ONE)が引き分けた。
サウスポーの平本は初回から左ストレートを当て、飛び込んでくる皇治にカウンターのパンチも浴びせた。平本は2回に入っても足を使ってサークリングしながら、皇治に的確なパンチをたたき込み続けた。
ただ皇治の打たれ強さは健在。この試合は無差別級として行われ、計量では平本が79.85キロ、皇治が68.60キロと10キロ以上の差があったが、皇治は良いパンチをいくらもらっても、最後まで倒れることはなかった。そしてKO決着がつかなかったため、規定により引き分けとなった。
外傷性肩関節不安定症を患っていた平本は1回TKO勝ちした24年7月の朝倉未来戦以来のリング復帰、皇治は昨年5月のシナ・カリミアンとのエキシビション戦以来の“試合”だった。
平本は試合後のマイクで皇治に「体重全然違うんですけど(試合を)受けてくれてありがとうございました」と、前日に不意打ちキックを食らわせたとは思えない感謝の言葉を述べた後、「今日はちょっとカネロ戦のクロフォードを意識してみました。つまんなくてすみません。まあ本番は9月なんで、そこで全部の本気を見せたいなと思ってて、おい久保優太! てめえ俺と9月やれよ! ぶち殺してやるよ」と、久保優太に宣戦布告した。
一方、皇治は「すいません、クロフォードとなんちゃらの試合意識しました。みなさん、ステロイド結果でました。平もっちゃんはステロイドしてないです。きっとね、ナチュラルに強いと思いました」とこちらも、試合前の舌戦がなかったかのようなコメント。
続けて「昨日、平もっちゃんにケツ蹴られて。みなさん、あんまり責めないでください。僕、あれのおかげで今日、火が付いて頑張れました。ケツに火が付いたってやつですね」と話し、さらにマイクは別の方向に。
皇治は「平もっちゃんは今日は(ドーピングを)してないでしょう。前回(朝倉未来戦)もしてないと思う。ただね、ハゲチャビンが打たれ弱いだけ。あれどうしようもなく弱いから。みんな勘違いしてる。平もっちゃんの方が断然強いと思う。で、ハゲチャビンは俺より弱い。根性あるんだったら、いつでも来なさい」などと朝倉をディスり、自分との対戦に持ち込もうとしていた。

