AKB48が大みそかNHK紅白歌合戦で歌唱する楽曲候補が10曲に絞られ、23日に生放送された「バナナゼロミュージック」で発表された。

 番組には渡辺麻友(23)柏木由紀(26)横山由依(25)峯岸みなみ(25)向井地美音(19)が出席。最新シングルで、渡辺の最後の参加シングルでもある「11月のアンクレット」や、連続テレビ小説「あさが来た」の主題歌「365日の紙飛行機」のほか、「#好きなんだ」「恋するフォーチュンクッキー」など人気曲もトップ10入りした。

 変わったところでは、NHK・Eテレの番組で使われた「ほねほねワルツ」も10位に残った。横山は「NHKに関わりがある曲なんですけど、ここにいるメンバーはやったことがないです」とビックリ。メンバーが骸骨のような衣装で、ワルツを歌うシュールな演出が特徴で、峯岸は「どこ(のコンサート)でも、ちゃんと披露したことのないコアな曲なので、ファンの方がふざけている可能性があります」と笑わせた。

 楽曲を視聴者の投票で決める試みは、紅白では初めてで、4日から視聴者投票を開始。今後は紅白の公式サイトで30日正午まで再び投票が受け付けられ、これまでの投票分と合算して順位を決める。本番では上位3曲を歌唱することになりそうで、渡辺は「年末にいろいろフォーメーションとか、パターンとか歌詞を覚えないといけないので、大変です」と気を引き締めていた。

 AKB48は昨年の紅白で「夢の紅白選抜」と題し、出演メンバー48人を視聴者投票で決めて話題になっていた。

 上位10曲は以下の通り。「夕陽を見ているか?」「大声ダイヤモンド」「言い訳Maybe」「Beginner」「恋するフォーチュンクッキー」「希望的リフレイン」「#好きなんだ」「11月のアンクレット」「ほねほねワルツ」「365日の紙飛行機」。