6月のAKB48世界選抜総選挙で1位になった後、体調不良で長期休養していたSKE48松井珠理奈(21)が7日、テレビ朝日系「ミュージックステーション」に生出演した。

AKB48の選抜の一員として名前を呼ばれると、SKE48須田亜香里(26)NGT48荻野由佳(19)と手をつないでスタジオに姿を現した。笑顔でセットの階段を降り、総選挙1位を感謝するように右手人さし指を立てた。

MCのタモリから「どうですか?」と体調を心配されると、松井は「今までのMステの中で1番、緊張しています。タモリさん、助けてくださ~い」と助けを求めていた。トークのコーナーでは、「体調不良でお休みさせていただきましたが、本当にファンの方やメンバーに助けられました」と感謝した。AKB48グループ総監督の横山由依(25)は「今日、久しぶりに会ったんですけど、会った時にギュッてハグしてくれました。元気で良かった」と笑顔で復帰を祝福した。

久々のテレビ出演とあってか、松井は放送開始前から緊張の面持ちを見せていたという。それでも、楽曲披露ではブランクを感じさせなかった。19日に発売されるAKB48の総選挙シングル「センチメンタルトレイン」で、しっかりとセンターの大役を果たした。2位須田、3位のHKT48宮脇咲良(20)ら総選挙選抜16人のセンターに立ち、総選挙女王として初パフォーマンスした。歌い終えると「ありがとうございました」と話し、手を振った。休養中には、センターの位置を空けたまま15人で歌っていた楽曲で、初めて完成形として披露された。

松井は6月16日の世界選抜総選挙前にナゴヤドームで行われたコンサートで過呼吸を起こし、ステージから運び出された。その後も極度の重圧などから体調が優れず、翌17日の一夜明け会見、握手会を最後に長期休養に入っていた。

約3カ月の休養を経て、8月末にレコーディングなどで少しずつ仕事を再開していた。今月6日には、名古屋市で行われた劇場公演で、久々にファンの前に登場していた。「たくさん、たくさん、たくさん、お休みをいただきまして、すみませんでした。でもこうやって、たくさん心配してくれて待ってくれて、メンバーもお帰りと迎えてくれたのがうれしくて、励みになりました。パワーになりました」と活動再開の第一声を上げていた。

休養前は超多忙な日々を過ごしていた松井だが、本格的な仕事復帰は体調を見てからになるもようだ。