乃木坂46、4期生の林瑠奈です。



春。もうすっかり春になった。


急にコートもマフラーもいらなくなって、

日中なら半袖でも問題ないくらいの気温。


一日単位で天気が優柔不断をしているから

まだまだ油断はできないけれど、

それでももう十分暖かい季節になった。


私はというと、春休みが終わり

いよいよ大学生活も折り返し、

無事三年生へと進級した。


大学生の春休みは長い。


なんだかんだ三カ月弱ある。


最近、「日本には四季がない、二季だ!」

なんて言われているけれど、

四季があるとして

季節の単位を三カ月とするなら、

大学生の春休みはそれに匹敵するほど長い。



しかし、私は大学生だけを

しているわけではないので、

この三カ月もあっという間に過ぎていった。



春休みに入って

まもなくライブの本番があり、

その数日後には

次のライブのリハーサルが始まった。



時間の流れを感じる余裕も特に無く

三月を迎え、そして春を迎えている。



三カ月という期間は

日常を作る上では十分な期間だ。


アイドルと大学生活の両立という日常から、

アイドルだけをしている非日常へと変わり、

そしてそれが日常になる。


今の私にとっては

再び始まったアイドルと大学生活の両立が

非日常のようにも感じられる。


きっとすぐに慣れるけれど。 


昨年は進級が危うかったことも含めて

いろいろが重なって、

本当に四月を迎えられるのかと思っていた。


そう考えると、昨年に比べ

私がなんてことない心持ちで

新学期を迎えられているのは何故だろう。


相変わらず

時間には置いていかれっぱなしでも、

この季節の穏やかさに

気持ちを任せることは

できているのかもしれない。



ファンの方から新生活や新学期への

不安な思いを聞くたびに、

厳しい冬を乗り越えて

やっと春を迎えたというのに、

まだこの人達に乗り越えさせる気か、

と苦しくなる。



新たな物事に向き合う怖さや、

向き合い続ける大変さというのは、

外野からは決して量ることのできないもの。



日常を日常として

うまく消化できない日ももちろんあるし、

まぁそれは春に限った話ではないけれど、

生活する上での不自由さは

自分にしかわからない。



まだまだ厳しい時期が続く人も

多いかと思います。


だから、どうか、

体調には気をつけてください。


貴方のことをちゃんと見ていてくれる貴方を

大事にしてくださいね。


(ニッカンスポーツ・コム「乃木坂46林瑠奈 負けるな!しょげるな!乗り遅れるな!」)