卒業カウントダウンとなっているNMB48の「絶対エース」山本彩(25)が3日、大阪・NMB48劇場で、2日連続となる卒業公演初日を迎えた。

この日は、グループ初のオリジナル「ここにだって天使はいる」復刻公演。10年秋の創設時からグループをけん引してきた絶対エースにとって、延期を繰り返してやっと13年11月に初演を迎えた同公演へは思い入れが強く「思い残したくなかった」と、実現させた。

同期の吉田朱里ら、公演ゆかりのメンバーとともに「卒業特別公演」として行われ、エンディングには、先月27日の卒業コンサートにただ1人来られなかった同期の福本愛菜(25)がかけつけた。

「青がいいと思って青にしたわ」と福本が青い花束を渡し、山本は「なつかしいね。卒業コンサートのとき、愛菜以外の1期生が(来てくれた)」。同期ならではのいじり合いで笑いを奪うと、現在は吉本新喜劇に所属している福本は「仕事で徳島にいたんですけど、ツイッターに『1期生全員…』みたいに書かれてた」と言い、笑わせた。

創設8年。エースでキャプテン、センターとしてグループを引っ張ってきた山本は4日の卒業公演をもって、活動終了する。

この日は「新しいNMB48のつぼみたちが日々、この劇場で頑張ってくれています」と後輩たちを紹介。劇場、ファンには「8年前から私たちにとって、一番のホームであり、原点」と愛着を語った。

また、いよいよ、翌日に活動終了を控える心境には「明日で活動とこの劇場に立つのが最後なんですが、ここで終わりじゃない。山本彩の人生はこれから。ぜひみなさんには明日まで見届けていただいて、そしてこれからの私の道も一緒に歩んでくださったら、私はなにもいらないです」と話していた。