NMB48のファッションリーダー村瀬紗英(23)が14日、大阪・オリックス劇場で、卒業コンサート「~Happy Saepy Ending~」を行った。アンコールでは、高校3年生のときに母が亡くなっていたことを初めて明かした。

アンコールのスピーチで「今になってやっと卒業することを肌で感じています」「9年半あっという間にまぶしく過ぎた」とアイドル人生を振り返った。

続けて、家族への感謝を語り、「私が高校3年生のときに天国に行ったお母さん。強くて芯があって、美人で明るくていつまでもずっと私の一番の憧れの人です」とメッセージを送った。「病院からもよくコンサートに来てくれていて、私がどんどん前のポジションに行くたびに喜んでくれていました。今の活動もきっとそばで喜んでくれていると思います」と、母との思い出を振り返った。

「大好きなお母さん、お母さんがいなければ、今、私はここにいないので、次の人生に踏み出すこの瞬間、この瞬間だけはみなさんにも私にはすてきなお母さんがいたんだよってことを知ってもらえたらうれしい」と、真っすぐ前を向き、ファンにも呼びかけた。

オープニングでは、村瀬は赤のセクシーな衣装で登場し、初ソロ曲「イミフ」を披露。「コンサートが開催できて本当にうれしいです」と喜んだ。

テレビ埼玉のバラエティー「いたくろむらせのオンとオフ」で共演しているお笑いコンビ、すゑひろがりず、同期でOGの谷川愛梨(25)三田麻央(25)矢倉楓子(23)が応援に駆けつけた。

村瀬は11年6月加入の2期生で、18年に韓国のオーディション番組「PRODUCE48」に参加して「破壊的美貌」と話題になった。

10月10日に、大阪・NMB48劇場で行われた2期生公演で卒業を発表。卒業公演は23日に同劇場で行う。今後の活動は未定。