NGT48古澤愛(22)が、ふるさと映画祭(12月2~4日、東京・神田明神ホール)で特別上映される短編映画「酒蔵むすこと納豆むすめ」で女優デビューを果たす。地元茨城を舞台にした作品。念願の地元での仕事や初演技について話を聞いた。【大友陽平】

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-演技デビュー。話を聞いた時は?

「最初聞いた時は、すごくびっくりして『私?』って思いました。演技もしたことがなかったので、できるかな? と不安もありましたが、新しい挑戦をしてみたいと思って、やらさせていただきました」

-初演技に臨むにあたって

「演技をがっつりするのは初めてでした。台本が来た時に、どういう風にしたら伝わるかな? と想像したり、言葉にしてみたり、表情も想像しながらやりました。ドラマもよく見るようになりました」

-役どころは?

「ある酒蔵の息子と、納豆店の娘の幼なじみの物語なんですけど、私は愛(あい)ちゃんという納豆店の娘役で、中学時代と高校時代を演じています。おとなしい子で自分とは正反対です。白血病を患ってしまうので、苦しむシーンや、松葉づえのシーンもあるんですけど、監督さんが何回も教えてくださりました」

-水戸で撮影と、地元茨城の作品

「私自身、茨城でのお仕事をしてみたいとずっと思っていたのでうれしかったですし、両親もすごく喜んでくれました。水戸駅などで撮影したんですけど、たくさんの方が見守ってくださって、シーンが終わった後も拍手してくれたり、人の温かさを感じました」

-役者への憧れが増したりは?

「ぜひ、またやってみたいです! やってみたい役ですか? そうですね…。やっぱりJK!(笑い)。学園ドラマにも出てみたいです。ギャル役ですかね?(笑い)」

-「ふるさと映画祭」で作品を見るファンにメッセージを

「私が演技するということに、まずファンの方はすごくびっくりされていたんですけど、すごく喜んでもくれたんです。私の新しい姿というか、演技してるところをたくさんの方に見てほしいですし、映画を見て茨城に行ってみようとか、茨城のことをたくさん知っていただけたらうれしいです!」

◆「酒蔵むすこと納豆むすめ」 茨城・水戸市にある創業200年以上の酒蔵の息子として生まれた誠(カミナリ石田たくみ)と、納豆製造所に生まれた愛が幼少期から大人へと成長し、困難を乗り越えていく姿を描くヒューマンドラマ。吉久保酒造や偕楽園、千波湖など水戸の名所で撮影が行われた。来月2日には「ふるさと映画祭」内で舞台あいさつが予定され、現在チケット販売中。詳細はHP(https://www.ふるさと.com/)まで。