女優桜井日奈子(23)は、自宅で過ごす中で自分と向き合い、考え方も変わったという。多くの人と笑い合う時間の大切さに改めて気付いた。「元のように仕事がしたいです」。2日には23歳の誕生日を迎えた。外出自粛が続く子どもたちや社会人へ、ともに乗り越えましょうと、未来への希望とともに呼びかけた。

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家ではドラマや映画を見てすごしています。特に、「SPEC~警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿~」(TBS系で10年10月期放送の連ドラ)が大好きです。今、そのシリーズがネットで配信されているので何度も見返しています。ドラマの中でおいしそうなギョーザが出てくるので、時間もたくさんありますし、今度作ってみようかと思ってます。

私は今月2日に23歳の誕生日を迎えました! 毎年みんながお祝いしてくれる誕生会ですが、密集、密閉空間、密接を避けるため、今年の誕生会は新型コロナウイルスが落ち着いてからになりました。落ち着いたら、カラオケで大騒ぎしたいです。

こんなことになる前は「ずっと休みだったらいいのになぁ」と、よく思っていました。でも今は、元のように仕事がしたいです。忙しくても、多くの人と触れ合い、笑い合う時間が自分にとってどれだけ大切な時間であるか、改めて気がつきました。またそんな日常が早く戻ってきてほしいです。

皆さんも学校や職場でお友達やお仕事仲間との楽しい時間が戻るまでもうしばらくは我慢が続くと思いますが、自分を守る行動が誰かの命を救うと思って、一緒に乗り越えましょう。私も、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ行動を徹底したいと思います!(構成・佐藤成)

◆桜井日奈子(さくらい・ひなこ)1997年(平9)4月2日生まれ。岡山県出身。14年「岡山美少女・美女コンテスト」で美少女グランプリを受賞。15年、美貌が注目され「岡山の奇跡」と呼ばれる。19年から岡山市の「桃太郎のまち岡山大使」。昨年公開の映画「殺さない彼と死なない彼女」で主演。特技バスケットボール。160センチ。血液型O。