女子高生2人組には、腕利きの殺し屋という裏の顔がある。髪形からガンバレルーヤをほうふつとさせる仲良し脱力系会話から一転、キレのいいアクションとのギャップにやられた。その第1作にハマってから3年。3作目は、20歳となった2人が、出張先の宮崎で過去最強の同業者との対決を余儀なくされる。
仕事を前にバカンスモードのちさと(高石あかり)は、今日が相棒まひろ(伊澤彩織)の誕生日だったことに気付く。「プレゼントを用意する暇がない!」。内心の焦りを隠しながら、ターゲットが潜む県庁に向かうが、そこにはスゴ腕の同業者かえで(池松壮亮)が先乗りしていて…。
2人が所属する「協会」のメンツと、かえで側の「野良の殺し屋」たちの意地がぶつかる。阪本裕吾監督はサービス精神たっぷりに、3作目らしい壮絶な団体戦を用意している。
かえでのストイックさを物語る受験部屋のようなアジトは、まるで池松の役の作り込みを象徴するようだ。その無敵の男に立ち向かう伊澤が本業スタントパフォーマーらしいキレキレの格闘を今回もしっかり見せてくれる。シビれる。次回への期待がまた膨らむ。【相原斎】
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