乃木坂46の新曲「しあわせの保護色」(25日発売)にちなんで、1期生「名前がひらがなコンビ」の星野みなみ(22)と和田まあや(21)をインタビューしました。加入時13歳の年少組だった2人にとって、卒業する白石麻衣(27)は同期の仲間であり、憧れのお姉さんでもありました。【横山慧】
-「しあわせの保護色」は、白石さんが参加するラストシングルです
和田 「しあわせはいつだって近くにあるんだ」とか、歌詞がすごく好きです。日々たくさんの幸せがあるけど、それに気づけないこともあるから。この曲を1期生みんなで歌えることもすごく幸せだな、って実感できる歌詞です。
星野 ちょっとレトロな感じで、覚えやすくて、頭に残るメロディーです。振り付けも簡単だから、皆さんも覚えやすいと思うし、いろんな世代の方に聴いていただけると思う。まいやん(白石)が卒業した後も歌って、大切にしていきたい曲です。
-1期生11人全員が選抜入りして、フォーメーションの1列目と2列目は全員1期生です
和田 円になって顔を見合わせるところとか、自然に笑っちゃいます。やっぱり、ふと寂しくもなるけど、今まで一緒にやってきたメンバーだな、って感じがしますね。
星野 みんな自然な笑顔なんですよ。歌番組とかでも、カメラに映ってないところでふざけ合っていたり。かずみん(高山一実)が後ろ向きでまいやんに対して変な顔して、まいやんが笑っちゃうとか。
和田 顔見合わせて笑ってふざけ合っています。めっちゃキスを飛ばしたり。でも、こうやってまいやんとの最後の瞬間が増えていくんだろうなと思うとやっぱりぐっときます。
-2人にとって白石さんの存在とは
和田 憧れ。最初は寮も一緒でしたし、ご飯も食べに行ったり、みんなで遅くまで一緒に映画見たり、お洋服をもらったり、学校の宿題を教えてもらったり。お姉ちゃんみたいな存在でした。面倒見もいいし、何でもこなすし、本当にすごい。明るいし、親しみやすいところも持っていて。「私はこうはなれないなぁ」って思います。
星野 最初の頃からずっと引っ張ってくれた年上の姉ちゃんって感じだし、乃木坂で一番と言っていいほどすごく忙しいのに、疲れた感じを出さない。2月のライブの時も、映画の公開が重なって大変だったのに、ダンスとか覚えるのがすごく早いし、プロですよね。いっつもきれいで、肌もつるつるで。すごいです。本当に憧れます。
-どんな雰囲気で送り出してあげたいですか
星野 できるだけ笑顔で、楽しい雰囲気で送り出してあげたいですね。多分最後は泣いちゃうし、無理だと思うけど(笑い)。
和田 すごいたくさんのことを乃木坂46にしてくれたし、私も教えてもらったし、これから1人でやっていくまいやんを全力で応援できるように送りたいです。今はもう、感謝の気持ちでいっぱいです。もう十分、頑張ってくれたので。
星野 正直、まいやんがここまで残ってくれたのはちょっとびっくりな部分もあります。全部まいやんのおかげだと思います。本当に。
-白石さん卒業後、おふたりが1期生としてやりたいことは
星野 より1期生も後輩も団結しなきゃな、って思います。まいやんの穴を埋めるなんて絶対できないけど、1期生しか経験していないことも知らないこともたくさんあるし、そこは残った1期生で頑張っていきたいです。
和田 何も分からないところから始まってますから。デビューのPRでティッシュを配っても、誰ももらってくれなかったですし。
星野 懐かしいなぁ。まいやんと一緒にティッシュ配りにいった。「乃木坂48」って言われたりとか。
-後輩も増えました
星野 まいやんも後輩が成長して安心してるって言っていたように、この前のライブでも4期生の(遠藤)さくらと(筒井)あやめちゃんとか、賀喜(遥香)ちゃんが3人で集まってずっと練習していたりするのを見ていたし、若い子たちに期待しています。もちろん私たちも頑張るけど。
和田 アンダーライブとかで、円になって話したりすると、みんな本当にしっかりしてる。だから特に言うことはないです。(中田)花奈とか、1期生がリハーサルから一生懸命やって、きっとその姿を後輩も見て今後続けてくれると信じているので。
-あらためていいグループです
和田 このメンバーじゃなかったら、私も続けられなかったと思います!
星野 私も、絶対すぐ辞めていたと思う。特に1期生は、親とか友達が応募して入った子も結構多かったけど、メンバーがみんな優しくていい人たちばかりだから、みんな続けられたって言っています。こういう雰囲気はずっと続いてほしいです!
◆星野(ほしの)みなみ 1998年(平10)2月6日、千葉県生まれ。11年8月加入の1期生。愛称「みなみ」。155センチ。血液型B。
◆和田(わだ)まあや 1998年(平10)4月23日、広島県生まれ。11年8月加入の1期生。愛称「まあや」。160センチ。血液型O。