田中麗奈は45歳の今、ひときわ輝いている。18年の日台合作「おもてなし」(ジェイ・チャン監督)以来8年ぶりの映画単独主演作となった3日公開の「黄金泥棒」(萱野孝幸監督)作では、出来心から数百万円の金のおりんを盗んだことをきっかけに、100億円の秀吉の金茶碗を盗む計画を立てる主婦を演じ、スクリーンの中を躍動。母として長女と向き合う子育てを語り、広く共感を得ている。俳優として母として生き生きと生きる秘訣(ひけつ)を聞いた。【村上幸将】
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俳優人生は、映画に軸足を置いてきた。出演作が24年は3本、昨年は4本、今年に入って2本公開と近年、途切れることがない。その中、19年12月に出産した6歳の娘の子育ても両立している。NHK総合で2月20日に放送された「あさイチ」に生出演した際、娘と一緒に作った手作りカレンダーを紹介すると、主婦の間で大きな反響を呼んだ。
「最初、私が枠を書いて『ママ 映画 お仕事』『ママ 朝 テレビ出る』と(予定を)書いています。(始めたのは映画の撮影で)泊まりが多くなった、続いた、ここ1、2年ですね。ママ、いつになったら帰ってくるんだろう? というよりは、何こ寝たら帰ってくる、この日はママと遊べるんだ、とかあった方が過ごしやすい生活が送れるんじゃないか。どこに楽しみを持っていくか、というところで始めたことです」
特に反響が大きかったのが、娘を「彼女」と呼び1人の人間として1対1で向き合っていることだった。
「子育てで褒められたり、反響があることにビックリしたんです。私は5歳の時から、女優さんになりたかったんですよ。結構、意志の強い方だったし、その頃の記憶がある。だから、彼女(娘の立場に)になってみて考えた時に、いろいろ思ったりもするんです」
仕事と子育てを両立する中でのスタンスを聞いた。
「両立=大変、というのはあるかも知れないんですけど、両立だからこそ楽しい。忙しいのが好きなので、忙しくさせてもらえていることが本当にうれしい。お仕事は、どれだけ頑張れるかだし、子育ては、どれだけ楽するかを考えているところもあるんですよ。本当に、無理しないように…いろいろな方に助けていただいて、頑張らないって思っているんで(笑い)自分も子供と一緒にいる時は、力を抜いて、居心地の良い感じでやっていますね」
地方の舞台あいさつや、ミニシアターと呼ばれる全国の単館系の映画館にも精力的に足を運ぶ。映画俳優であることと子育ての両方、全力投球していて、大変ではないのだろうか?
「その2つ(映画と子育て)だけじゃないですか。私、元気なんですよ。好きなことをやらせていただいているので全然、楽しい」
娘と、自らが出演した映画を一緒に見に行く機会も作っている。
「(25年の)『ストロベリームーン 余命半年の恋』(酒井麻衣監督)は一緒に行って。『黄金泥棒』も行こうと思っています。どんな反応か、楽しみです」
◆田中麗奈(たなか・れな)本名同じ。1980年(昭55)5月22日、福岡県生まれ。中学3年でモデルデビューし、九州でCMに出演していた高校2年時に「がんばっていきまっしょい」のオーディションで主役に選ばれ映画デビュー。25年は「雪風 YUKIKAZE」(山田敏久監督)「星と月は天の穴」(荒井晴彦監督)など短編を含めると5本の出演作が公開。2月に「禍禍女」(ゆりやんレトリィバァ監督)が公開。10年から故郷の久留米ふるさと特別大使を務め、21年には名誉大使に就任。158センチ、血液型A。
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- 映画「黄金泥棒」主演とあって、田中麗奈さんには何か黄金にちなんだ物を手にしてもらおうと、ない頭をひねって、かなり無理矢理ですが黄色い花束を準備した。「えーっ、日刊スポーツさん、もう賞をくれるんですかぁ」と唐突なお願いにも、絶妙な切り返し気持ちよくご対応くださいました。年末には正真正銘、お祝いの花束を渡せることを楽しみにしております(撮影・野上伸悟)
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- 映画「黄金泥棒」主演とあって、田中麗奈さんには何か黄金にちなんだ物を手にしてもらおうと、ない頭をひねって、かなり無理矢理ですが黄色い花束を準備した。「えーっ、日刊スポーツさん、もう賞をくれるんですかぁ」と唐突なお願いにも、絶妙な切り返し気持ちよくご対応くださいました。年末には正真正銘、お祝いの花束を渡せることを楽しみにしております(撮影・野上伸悟)




