世界中にファンを持つサンリオのキャラクター「ハローキティ」は今年で誕生から40年。世代や国の違いを超えて愛されるキティちゃんの秘密を、長年デザインを書いてきた山口裕子さんに聞きました。

 キティのデザインが生まれたのは1974年。次の年には初めての商品が発売されましたが、当時はサンリオの他のキャラクターよりも人気がなかったそうです。

 80年にキティの担当デザイナーになった山口さんは「サンリオで一番」を目指し、全国でサイン会を開きました。「とにかくキティを知ってほしくて。新人アイドルのサイン会と同じです」。

 そこで耳にしたのが「キティはおしゃれじゃない」という子どもたちの意見でした。当時のキティはどんな時も、赤いリボンに青いズボンの定番スタイル。キティの“変身”が始まりました。「流行の柄を取り入れたり、リボンのかわりに花をつけたり。変身し続けるのがキティのスタイル。成長したファンの要望で、大人向けのデザインも生まれました」。

 全国各地の名産と共演した「ご当地キティ」など、幅広い商品を通してさらに変身を続け、いつしか人気は世界へ。今では、世界約130の国と地域で商品が売られるようになりました。

 現在のキティについて「アイドルが成長してCMの女王になった」と話す山口さん。「今後の目標は歌手としてNHK紅白歌合戦に出場すること。その後、女優デビューしてアメリカのアカデミー賞を目指します」。

 今年は40周年記念イベントで大忙しのキティ。“誕生日”の11月1日はアメリカでもお祝いがあるそうです。