1981年(昭56)から83年まで活動したイモ欽トリオが21日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで開催された松本隆氏(66)作詞活動45周年記念公演「風街レジェンド2015」に出演した。そこで松本氏が作詞し、細野晴臣(68)が作曲した81年のヒット曲「ハイスクールララバイ」を、同8月5日のリリースから34年で初めてフルコーラスで生披露した。

 グループは、当時大人気だったフジテレビ系「欽ドン! 良い子悪い子普通の子」の企画で結成。西山浩司(54)は、レコーディング当日に松本氏から歌詞を渡されたと明かした。「1週間前にメロディーラインが入ったテープがきて『覚えておいてね』と言われた。歌詞は(レコーディング)当日にいただいたのよ。『君ら、覚えたメロディーラインは、これで歌ってね』って」と笑った。そして長江健次(51)が「言うときます。今日、ほとんど初めてのフルコーラス歌います!!」と宣言。西山も「新しいものを見せます!!」と意気込みを歌った。

 この日、3人は楽屋に松本氏と細野を訪ね、あいさつした。その際、山口良一(60)は「(芸能生活)35年、これ(「ハイスクールララバイ」)で食っていけました」と感謝したという。長江は「(そう言うのを)山口君、やめてもらえます?」と言い苦笑した。

 イモ欽トリオは、08年11月に都内で行われた「欽ドン! 良い子悪い子普通の子」DVD発売記念イベントで、27年ぶりに一夜限り再結成した。その後、今年1月に神戸チキンジョージでイモ欽トリオ名義でライブを行っており、この日も息の合ったパフォーマンスを見せた。